【今日のビジネス英語表現】
※ あわや〜しかねない:come
within a hair’s breadth of 〜
【例文】
The COO should have shied away from such an action which came
within a hair's breadth of losing customers' trust.
COOは、あわや顧客の信頼を失いかねないような行動は避けるべきだった。
【ネイティブスピーカーの発音】
青いマークを押すと、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
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【だいじな表現】
・COO(Chief Operating Officer):最高執行責任者
・shy away from〜:~を避ける 〜を敬遠する
・customers' trust:顧客の信頼
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
最高執行責任者は、CEOの決定した方針に従った業務執行をする責任を担っています。
企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきます。
shy away from~は、「~を避ける・敬遠する」という意味です。
避けるという意味の表現は、ほかにavert,avoid, evade, shirkなどがあります。なお、ちょっと意外ですが、skirt(スカート)にも「避ける」という意味があるのですよ。
ここでは、「have(has)+過去完了」という現在完了形になっています。また、義務を示す助動詞shouldがありますので、「避けるべきだった」となります。
② whichは関係代名詞で、which以下の節が、前のsuch an actionを修飾(説明)しています。
such a(an)~は、「そのような~、そんな~」という意味で、such an actionは、「そのような行動」です。
どんな行動かというと、which以下に書いてあります。
within(by) a hair’s
breadthは、「危機一髪で・間一髪で」という意味です。
hairは「髪の毛」、breadthは「幅」という意味です。withinは「~の範囲内に」という意味ですから、直訳すると「髪の毛の幅の範囲に」ということになります。類似表現に、by a narrow shave, by(with) the skin of one's teethなどがあります。
そこで、come within a hair’s
breadth of ~は、~の瀬戸際に来ている、つまり「あわや~しかねない(になりかねない)」ことを示すわけです。
losing customer’s trustは、顧客(客)の信頼(customer’s
trust)を失うことを指します。
「客」については、日本語では店の客も乗客も「客」と呼ばれることが多いのに対して、英語では、それぞれ別の表現を用いて明確に区別するのが普通です。
client(依頼客)、consumer(消費者) 、customer(顧客)、guest(招待客)、lodger(宿泊客、下宿人)、passenger(乗客)、visitor(=caller:訪問客)などです。
それから、見込み客は、potential customer, prospectiveなどと言います。
ちなみに、CS(customer satisfaction)は、「顧客満足」という意味です。
【今日のまとめとおさらい】
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See You(^^)/~~~