【今日のビジネス英語表現】
※ 〜の問題に敢然(かんぜん)と立ち向かう take the 〜 bull by
the horns
【例文】
The Japanese government and business world must quit populist
pandering and take the tax bull by the horns.
日本政府と財界は大衆迎合をやめて、税金の問題に敢然と立ち向かわなければならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
・government 政府
・business world 財界
・populist pandering 大衆迎合
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① Japanese
governmentは「日本政府」。governmentは、政府や政治、政権を示す一般的な表現です。
政権が~体制と言えるほど強固なものとなっている場合には、regimeという表現が使われることもあります。
例)socialist regime (社会主義政権/体制)
business worldは「財界・実業界」。worldは、一般的に「世界」と訳されますが、ここでは、業界のことです。
② quitは「やめる・中止する」という意味です。退職する(retire, resign)、「立ち退く(evacuate)」という意味でも使われます。ここでは、「~しなければならない」という意味のという強い義務や強制を示す助動詞mustがありますので、「やめるべきである」となります。
ちなみに、「中止する」という意味の表現としては、ほかにcease, discontinue, stopなどがあります。
populist panderingは、「大衆迎合」、populistは、「大衆主義者」、panderは、「迎合(げいごう)する」という意味です。迎合とは、簡単に言えば相手のご機嫌取りをすることです。
ここでは、panderingとingが続いて名詞形になっていますので、「迎合(すること)」を指します。
take the 〜 bull by the hornsは、「~に敢然(毅然)と立ち向かう」。
bullは「牛」、hornは「角」ですので、take the bull by the hornsを直訳すると、「牛の角をつかむ」となります。角をつかんで猛牛を真正面から受け止めるわけですから、とても勇気がいることですね。そこで、「敢然と立ち向かう」という意味でも使われるようになったと考えられます。
bullは「牛」、hornは「角」ですので、take the bull by the hornsを直訳すると、「牛の角をつかむ」となります。角をつかんで猛牛を真正面から受け止めるわけですから、とても勇気がいることですね。そこで、「敢然と立ち向かう」という意味でも使われるようになったと考えられます。
seize the bull by the hornsという表現もあります。
ところで、助動詞mustは、quit~とtake~の両方にかかっていますので、「大衆迎合をやめること」と「税金の問題に敢然と立ち向かうこと」の両方を行うべき、ということになります。
【今日のまとめとおさらい】
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