【今日のビジネス英語表現】
※対等に・対等(の立場)で・同等に:on an
equal footing
【例文】
The M&A negotiations should be carried out on an equal footing.
M&Aの交渉は、対等の立場で行われるべきである。
【ネイティブスピーカーの発音】
赤いボタンを押すと、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【ネイティブスピーカーの発音】
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【だいじな表現】
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① M&A M&Aは、Mergers and
Acquisitionsの略で、日本語では「企業の合併・買収」と呼ばれることが多いです。詳しい内容は下の【おまけ】をご覧ください。
negotiationは、交渉や折衝を示す表現です。
例)negotiation between labor and management(労使交渉)
また、be in negotiation(s)で、「交渉(商談)中である」となります。
carry outは、「実行する」。carry out
negotiation(s)で「交渉する(を行う)」となります。ここでは、義務を示す助動詞shouldの後、「be動詞+過去分詞(carried out)」 と受動態になっていますので、「交渉が行われるべきである」と訳しています。
ほかに、「(計画や仕事などを)実行する」の英語表現には、execute, fulfill, implement, push throughなどがあります。また、戦争や反対運動を実行する場合はwageが使われます。
例)wage a war of attrition(消耗戦を繰り広げる)
② on equal footingは「同等の条件で・対等に・同等に」などの意味です。
equal footingは、対等の地位や立場にあることを意味します。そのままカタカナでイコール・フッティングと言う場合もありますね。
on an equal basis, on even groundなども、同じような意味で使われます。
【おまけ】
日本でM&Aという言葉が有名になったのは、2005年の「ライブドアVSフジテレビ騒動」がきっかけでした。
単なる合併・買収は日本でも行われていましたが、このとき、「敵対的買収(hostile acquisition, hostile takeover)」をマスコミが大々的に取り上げたため、各社がこぞって敵対的買収防衛策を講じるようになっていきました。
買収のために証券市場で買収対象会社の株を買い進めることをTOB(takeover bid)と言います。
ちなみに、防衛策としては、「ポイズンピル(poison pill)※」などが知られています。
※ポイズンピル:ある企業が大量に株を取得されて敵対的買収の危機が迫った時に、新たに株式を発行するなどして買収されるのを回避する方法。
なお、友好的買収は、friendly takeoverと言います。主なM&Aの類型を参考までにまとめました(↓)
【今日のまとめとおさらい】
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