※ ~は理解し難い difficult
to fathom〜
【例文】
It is very difficult for us to fathom the competitor's new
strategies.
当社には、ライバル会社の新戦略は非常に理解しがたい。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・fathom 推察する 理解する 水深を測る
・strategy 戦略
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① difficultは、「難しい・困難である」ことを示すポピュラーな表現です。
it is ~ for(of) +人+to…で、「人にとって…することは、~」となります。
見かけはitが主語ですが、実際の主語は「to…」の部分です。
ここでは、It is very difficult for us to…となっていますので、「当社にとって…することは非常に難しい」となるわけです。
このようなitのことを形式主語と言います。主語は基本的に文の頭に来ますが、to以下が長くなる場合に形式主語が使われることがあります。
また、形式主語を使った場合、to以下の主語はtoの直前に置き、「for+人+to…」の順に並べます。
また、ここではus(私たち)を「当社」と訳しています。
一般的にweは、「私たち(は)」、usは「私たち(を、に)」、訳しますが、ビジネスの場合は、「当社」「弊社」などと訳すことが多いです。
一方、youを「御社、貴社」などと訳すことも多いです。
② fathomは、もともと水深を測るという意味で、これが転じて人の考えを推し量る(conjecture,
infer)、理解する(understand)という意味でも使われます。
例)I couldn’t fathom what they said.(彼らの言ったことが理解できなかった)
なお、ここでは、difficult to ~「~し難い(~することが難しい)」と訳していますが、hard
to ~も同じような意味です。
competitorは、競争相手やライバルのことで、ここでは「ライバル企業」を指しています。rival corporationという表現もありますが、どちらかと言えば、competitorのほうがよく見かけます。
ビジネスには、ライバル企業もいれば、協力企業もいます。
協力関係にある企業は、complementor(補完企業・協力企業)やpartner companyなどと言います。また、そのままpartnerを使う場合もあります。
さらに、「提携企業」という場合には、affiliated companyを使います。
new strategy(複数形:new strategies)は、「新しい戦略」あるいは「新戦略」と訳すこともできます。
strategy(戦略)とよく混同される表現にtactic(戦術)があります。
日本語で見るとよく似ているように感じますが、下記のようにその意味するところは大きく異なるので、注意が必要です。
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【今日のまとめとおさらい】
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