※ Aにより、~することが可能となる:A make it possible to~
【例文】
Analysis of the big data will make it possible to ascertain
regional needs and trends in fashion.
ビッグデータの分析で、流行に関する地域のニーズやトレンドが確かめられるようになるだろう。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・analysis 分析 analyze 分析する
・big data ビッグデータ
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① analysisは、「分析」を示すポピュラーな表現です。また、「分析する」という動詞は、analyzeあるいはmake an analysisと言います。makeの代わりにdo, give, undertakeを使う場合もあります。
big dataは、日本語でも「ビッグデータ」と呼ばれています。ビッグデータとは、数百テラバイト(1テラ=約1000ギガバイト)以上の膨大なデータのことです。
日本IBMは、毎日、全世界で2.5エクサバイト(1エクサバイト=約10億ギガバイト)ものデータが生成されているそうで、単純に計算すると毎日ブルーレイディスク10億枚分の情報が生成されていることになります。
例えば、CVS(コンビニエンスストア)やスーパーマーケットなどで記録しているPOS(Point Of Sale system:販売時点情報管理)データや顧客情報等、あるいはFacebookやTwitter等のソーシャルメディア上でユーザーが書き込んだ発言も含まれます。
A make it possible to~で、「Aにより~をすることが可能になる」「Aで~できるようになる」という意味です。
possibleは、可能性(名詞)、可能性がある・起こりうる(形容詞)などの意味です。
ここでは、makeの前に未来を示す助動詞willが入っているので、「確かめることができるようになるだろう」と訳しています。
ascertainは、「確認する・確実にする・はっきりさせる」という意味です。類似表現として、affirm, ensure, confirm、find outなどがあります。
② regionalは、「地域の」。areal, localなども同じ意味で使われます。
また、regionalやlocalは、医学用語で「局所」という意味もあります。
例) regional(local) anesthesia(局所麻酔)
needsは「ニーズ」。顧客などの「要求」「必要性」のことです。類語として、wants「(具体的な)欲求」があります。マーケティングでは、通例「ニーズやウォンツ」という連語的な形で使われることが多いです。
trendは、もともと傾向を示す表現ですが、日本語でもカタカナで「トレンド」と言いますね。
fashionというと、洋服や服装をイメージする人が多いかもしれませんが、実際には「流行」のことです。その時々で多くの人に支持されている服装、生活風習などに対して使われます。vogueやmodeと同じような意味です。非常に短い一過性の流行は、fadと言います。なお、衣服や服装そのものを表す場合には、clothes, garb,
apparelなどが使われます。
【今日のまとめとおさらい】
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See You(^^)/~~~