2014年9月14日日曜日

「~が可能になる」って英語でなんて言う?

※ Aにより、~することが可能となる:A make it possible to

【例文】
Analysis of the big data will make it possible to ascertain regional needs and trends in fashion.
ビッグデータの分析で、流行に関する地域のニーズやトレンドが確かめられるようになるだろう。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。


【だいじな表現】
analysis 分析 analyze 分析する
big data ビッグデータ 
fashion 流行




【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
 




① analysisは、「分析」を示すポピュラーな表現です。また、「分析する」という動詞は、analyzeあるいはmake an analysisと言います。makeの代わりにdo, give, undertakeを使う場合もあります。

big dataは、日本語でも「ビッグデータ」と呼ばれています。ビッグデータとは、数百テラバイト(1テラ=約1000ギガバイト)以上の膨大なデータのことです。
日本IBMは、毎日、全世界で2.5エクサバイト(1エクサバイト=約10億ギガバイト)ものデータが生成されているそうで、単純に計算すると毎日ブルーレイディスク10億枚分の情報が生成されていることになります。
例えば、CVS(コンビニエンスストア)やスーパーマーケットなどで記録しているPOSPoint Of Sale system:販売時点情報管理)データや顧客情報等、あるいはFacebookTwitter等のソーシャルメディア上でユーザーが書き込んだ発言も含まれます。

A make it possible toで、「Aにより~をすることが可能になる」「Aで~できるようになる」という意味です。
possibleは、可能性(名詞)、可能性がある・起こりうる(形容詞)などの意味です。
ここでは、makeの前に未来を示す助動詞willが入っているので、「確かめることができるようになるだろう」と訳しています。

ascertainは、「確認する・確実にする・はっきりさせる」という意味です。類似表現として、affirm, ensure, confirmfind outなどがあります。

② regionalは、「地域の」。areal, localなども同じ意味で使われます。
また、regionallocalは、医学用語で「局所」という意味もあります。
例) regional(local) anesthesia(局所麻酔)

needsは「ニーズ」。顧客などの「要求」「必要性」のことです。類語として、wants「(具体的な)欲求」があります。マーケティングでは、通例「ニーズやウォンツ」という連語的な形で使われることが多いです。

trendは、もともと傾向を示す表現ですが、日本語でもカタカナで「トレンド」と言いますね。

fashionというと、洋服や服装をイメージする人が多いかもしれませんが、実際には「流行」のことです。その時々で多くの人に支持されている服装、生活風習などに対して使われます。voguemodeと同じような意味です。非常に短い一過性の流行は、fadと言います。なお、衣服や服装そのものを表す場合には、clothes, garb, apparelなどが使われます。


【今日のまとめとおさらい】
 

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