2014年9月13日土曜日

「留意する」って英語でなんて言う?

【今日のビジネス英語表現】
※ ~に留意する:pay heed to

【例文】
The CHO should pay more heed to workers' motivation and morale.
CHOは社員のモチベーションやモラールにもっと留意すべきだ。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。

【だいじな表現】
heed 注意(する) 留意(する)
CHO(Chief Human resource Officer):最高人事責任者
motivation モチベーション
morale モラール   



【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)




① CHOは、Chief Human resource Officerの略で「最高人事責任者」。文字通り、人事戦略の統括責任者です。

企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。

ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきますね。
       ↓ ↓ ↓ ↓    
       

pay heed to~で、「~に留意する・注意を払う」という意味です。take heed to~とも言います。heedは、注意や関心のことです。
ここでは、「~すべき」という意味の義務を示す助動詞shouldが動詞の前に来ていて、さらにheedの前にmore(もっと、さらに)が来ているので、「~にもっと留意すべきである」となります。

また、heedは、動詞として「注意を払う」「聞き入れる」などの意味でも使われます。
例)heed the voices of~:~の声(言うこと)に耳を傾ける

なお、「注意を払う」ことを示す表現としては、ほかにpay(give) attention to, keep close tabs on, take account of~などがあります。


workerは、文字通り働く人のことで「社員」を意味します。ほかに社員や従業員を示す表現には、company member, company servant, employee, working staffなどがあります。

motivationは、「動機・モチベーション」。「刺激・誘因」などの意味もあります。

moraleは、カタカナで「モラール」と言う場合が多いですが、いわゆる「士気・やる気」のことです。
例えば、「士気を下げる」はdecrease morale, 「士気を高める」はraise moraleなどと言います。

moraleに発音が似た英語表現にmoralがあります。これは、教訓や道徳を指します。
例)public morals(公衆道徳)


【今日のまとめとおさらい】


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