【今日のビジネス英語表現】
※ 〜に新たな展望を開く open a new vista for 〜
※ 〜に新たな展望を開く open a new vista for 〜
【例文】
The cutting-edge technology will open a new vista for the ICT
industry.
その先端技術は、ICT産業に新たな展望を開くだろう。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・cutting-edge technology 先端技術
・ICT(Information and Communication Technology) 情報通信技術
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① cutting-edge technology は、「先端技術」。
high-technology(=high-tech)も同じような意味で使われます。
edgeは、もともと刃物の刃先や、物の端やへりなどを意味する言葉でcutting-edgeも、刃物の先端を示す表現ですが、最新のファッションや科学技術を示す表現としても使われます。また、組織の「競争力」や「強み」という意味でも使います。
なお「最高水準の技術」と言う場合は、state-of-the-art (high-end) technologyという表現があります。
② open a new vistaは、「新たな展望を開く」。
その前に未来を示す助動詞willがありますので、「新たな展望を開くだろう」と訳しています。
vistaは、もともと美しく広がる景色を指す表現ですが、ここでは、「(将来の)展望」の意味です。また過去の回想を示すこともあります。
vistaについては、【おまけ】でも解説していますのでご覧ください(↓)
なお、「展望を開く」の類似表現としては、例えば次の2つがあります。
・pave the way for~, open the door to~:~に道を開く
・herald a new era for~:~の新時代を予感させる
そして、何についての展望を開くかと言えば、forの後に書かれているICTです。
ICTは、Information and
Communication Technologyの略で、「情報通信技術」。ITという場合は、Information Technologyの略で、「情報技術」のことです。
【おまけ】
最近、台頭している新興国グループとしては、BRICsがよく知られています。これは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)です。
それ以外に、同じく最近台頭する新興国グループの総称の1つにVISTA(ビスタ)という表現が使われています。BRICs経済研究所代表の門倉貴史氏の発案によるもので、具体的には、ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の頭文字をつないだものです。
【今日のまとめとおさらい】
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