【今日のビジネス英語表現】
※ ~の目玉 the centerpiece of ~
【例文】
Lowering
the effective rate of the corporate tax is the centerpiece of the government's
next growth strategy.
法人税の実効税率の引き下げは、政府の次の成長戦略の目玉である。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・effective rate of the corporate tax 法人税の実効税率
・growth strategy成長戦略
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
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① lowerは、ここでは動詞で使われていて「下げる・低くする」という意味です。ここでは、後ろにingが付いてloweringとなっているので、「引き下げ(ること)」となります。
ちなみに、lowerの後にthanが続く場合は、low(低い)の比較級で「~より低い(安い)」などと訳します。
effective rateは、「実効税率」。実効税率とは、法人所得に対して課される法人税、住民税、事業税などを総合的に勘案し、所定の算定式を用いて算出される税率のことです。rateは、「割合・比率」ですね。
corporate taxは、「法人税」。corporate taxのほか, corporate income taxなども使います。
ちなみに所得税はincome tax、消費税は、consumption tax。
所得税や法人税は、納税義務者と税負担者が同じなので直接税(direct tax)と言い、消費税は納税義務者と税負担者が異なっているので間接税(indirect
tax)と言います。そして、この両者の比率は、直間比率(ratio of direct to indirect taxes)と呼ばれています。
② centerpieceは、重要なものや中心的な存在を意味する表現で、ここでは「目玉」と訳しています。テーブルの中心に置く装飾品もcenterpieceです。
また、「目玉商品・特売品」は、loss leaderと言います。
なお、いわゆる眼球という意味の目玉は、eye ballと言います。それから「目玉焼き」は、sunny-side up (egg)と言いますよ。
なお、いわゆる眼球という意味の目玉は、eye ballと言います。それから「目玉焼き」は、sunny-side up (egg)と言いますよ。
government’s next growth strategyで、「政府の次の成長戦略」となります。
strategy(戦術)とよく混同される表現にtactic(戦術)があります。
日本語で見るとよく似ているように感じますが、下記のようにその意味するところは大きく異なるので、注意が必要です。
↓ ↓ ↓ ↓
【おまけ】
国内の法人税が高い場合、企業は高い法人税の支払いを回避するため、どうしても産業空洞化(hollowing out of industry)が進むことになります。中国や韓国などの法人税率が20%台半ばであるのに対し、日本は30%台後半(2012・2013年度)と特に高く、国内企業の流出が問題になっていました。
そこで、第二次安倍内閣は、成長戦略の柱の一つとして実効税率を20パーセント台に引き下げる方針を打ち出しています。日本企業の国際競争力の強化が狙いです。
国・地方合わせた法人税率の国際比較 (2014年3月現在)
財務省:
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【今日のまとめとおさらい】
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