※ 苦渋の選択 a wrenching choice
【例文】
Withdrawing
from the market must have been a wrenching choice for the CMO.
CMOにとって、その市場からの撤退は苦渋の選択だったに違いない。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・withdraw 撤退する
・CMO (Chief Marketing Officer) 最高マーケティング責任者
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
withdrawは「撤退する」。ここでは、後ろにingが付いてwithdrawingとなっているので、「撤退(すること)」となります。名詞形は、withdrawal
で、「撤退」や「撤兵=evacuation」を表します。
from the marketは「その市場から」。marketには、市場という意味のほか、相場、業界という意味もあります。
② must は、助動詞で、「~しなければならない=have(has) to~」という義務の意味のほか、「~に違いない」という推量の意味もあります。ここでは、推量の意味で使われています。
ちなみに「~であるはずがない」と言いたい場合には、can’tが使われます。
ex. He can’t be a doctor. 「彼が医者であるはずがない」。
must have beenは、must beの現在完了形(have+過去分詞)ですので、「~だったに違いない」となります。
a wrenching choiceは、「苦渋の選択」。
wrenchとは、もともと、急激にねじったり、関節をねんざするという意味です。
工具のレンチ(ボルトやナットをねじって締め付けたり緩めたりする工具)という意味もあります。
wrenchingは、wrench形容詞形で「苦痛を伴う・厳しい」という意味で使われます。
wrenchingは、wrench形容詞形で「苦痛を伴う・厳しい」という意味で使われます。
他に「苦渋の選択」を表す言葉としては、an agonizing choice があります。
「苦渋の決断」という場合には、an agonizing decision がよく使われています。
choiceは、「選択」。類似表現には、optionやselectionなどがあります。
なお、「選択肢」という場合には、 alternativesとか、optionを使うのが一般的です。
forは前置詞で、ここでは、「~にとって」という意味ですので、for the CMOは、「CMOにとって」となります。
CMOは、Chief Marketing Officerの略で、「最高マーケティング責任者」と訳します。
企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきますね。
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【今日のまとめとおさらい】