2014年8月4日月曜日

「決め手」って英語でなんて言う?

【今日のビジネス英語表現】

※ 決め手は~にある   the trump card lies in

【例文】
The trump card lies in the new leader's competence.
決め手は新しいリーダーの手腕にある。


【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。


【だいじな表現】
competence:手腕 能力


【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)


① trump cardは、もともとトランプの「切り札」という意味で、ここでは「決め手」と訳しています。
「切り札を出す・奥の手を使う」と言う場合は、use one’s trump cardとなります。なお、trump cardとよく似た表現に、bargaining chip 「交渉の切り札」
があります。
また、trump(トランプ)と発音や綴りがよく似た言葉に、tramp があります。
これは、「どしんどしんと踏みつけて歩く」あるいは「徒歩旅行」という意味で、トランプカードとは全く関係ないので、注意が必要ですね。
さらに、「最期の切り札」という意味で、trump card という言葉が使われることもありますが、「最後の手段」と言いたい場合には、the last resortがよく使われるので、あせて覚えておくとよいでしょう。

それから、trampとよく似た単語には、trampleがあります。これは「踏みつける・踏みにじる」という意味の他動詞です。またtrampleには自動詞もあります。その場合は、trample on~となり、他動詞のtrampleとほぼ同様の意味になります。

lie in~で、「(手がかりなどが)~にある」。
lieは、もともと「横たわる」という意味です。

なおlieは、動詞として使う場合、「横たわる」「(ある状態)のままでいる」のほか「嘘をつく」という意味もあります。
名詞の場合は「うそ」「虚偽」となります。

動詞の変化も意味によって微妙に違います。
横たわる、という意味の場合は、lie(原形)  lay(過去)  lain(過去分詞)
と変化しますが、嘘をつく、という意味の場合は、lie(原形)  lied(過去)  lied(過去分詞)と変化します。

ついでに言うと、横たえるという場合は、lay(原形) laid(過去) laid(過去分詞)と変化しますよ。

② competenceは、手腕や能力のことで、ability, capability, capacityとほぼ同じ意味です。
特に企業の中心的な能力のことをcore competence(中核能力:コア・コンピタンス)と言います。その企業だからこそできる他社より秀でた独自のノウハウや強みです。ついでに、USP(Unique Selling Proposition:他に負けない独自の売りや強み、あるいはその提案)という言葉も覚えておきましょう。
【今日のまとめとおさらい】


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See You(^^)/~~~

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