2014年7月25日金曜日

「暗雲がたちこめる」って英語で何て言う?

【今日のビジネス英語表現】
※ 暗雲がたちこめる   dark clouds loom over

【例文】
Dark clouds are looming over the company's goal achievement due to
the yen's hike.
円高により、その会社の目標達成に暗雲が立ち込めている。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。


【だいじな表現】
goal achievement:目標達成
due to〜:~のため
yen's hike:円高

【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)

 

① darkは「暗い」、cloudは「雲」。最近話題になっているクラウドコンピューティング(cloud computing)は、インターネット上にできたネットワークを雲に見立てたことが語源です。
cloudと発音が似ていてよく間違えられる単語に、crowdがあります。これは、群衆や観衆などの意味です。

loom over~は「~に立ち込める」。look over(見渡す、一読する)と似ていますが、意味はまったく違います。


なお、ここでは、「be動詞+現在分詞(動詞のing形)」で、現在進行形の用法になっていますので、「立ち込めている」と訳しています。

ちなみに、dark clouds loom over~とほぼ同じ意味の表現として、cast a pall over~=~cast a shadow over~で 「暗い影を落とす」があります。pall とは、「暗い雲」あるいはcoffin(棺:ひつぎ)や棺衣(かけぎ:棺をおおう布)という意味です。

また、cast a chill over~=throw cold water on~なら、「~に冷水を浴びせる」、さらにkeep (put) a damper on~で、「~に水を差す」という表現もありますよ。


② companyは「会社」を示す一般的な英語表現です。その他、firm, corporation(法人), enterprise, office(事務所)なども会社を表す単語です。

他に会社に関わる表現としては、次のようなものがあります。
parent company:親会社 ⇆subsidiary:子会社
親会社が持株会社の場合には、holding company またはholdingsと言います。

次のような表現も併せて覚えておくと便利です。
headquarters 本社 ⇆ branch 支社
affiliated company:提携会社 group company: グループ会社, related company:関連会社

goalは、「目標、目的」。類似表現として、aim, object, purpose, targetなどがあります。
なお、目標の中でも「必達目標」という場合は、commitmentが使われることがあります。これは、もともと「約束」の意味です。日産自動車のCEOであるカルロス・ゴーン氏が使ったことで、日本でもよくつかわれるようになりました。

achievementは、「達成」です。accomplishmentfulfillmentも達成の意味で使われます。


due toは「~のため」という理由を示す熟語です。because of~も同じような意味で使われます。

yen’s hikeは、「円高」を意味します。hikeは「値上げ」の意味です。
円高とは、外国通貨に対して日本円の価値が上がることです。
例えば、1ドル=100円と1ドル=90円を比べた場合、1ドル=90円のほうが円高です。

円高の反対は円安で、英語では、yen’s declineと表現できます。declineは下落や落ち込みを示す英語表現です。


他にも円安や円高の英語表現がありますので、書いておきます。

円高:high yen, rising yen, strong yen など
円安:cheap yen, lower yen, weak yenなど

ちなみに、yenは、「円」のことですが、発音は、「イェン」ですよ。(o^-')b


【今日のまとめとおさらい】



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