【今日のビジネス英語表現】
※ 暗雲がたちこめる dark clouds loom over〜
【例文】
Dark clouds are looming
over the company's goal achievement due to
the yen's hike.
円高により、その会社の目標達成に暗雲が立ち込めている。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・goal achievement:目標達成
・due to〜:~のため
・yen's hike:円高
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① darkは「暗い」、cloudは「雲」。最近話題になっているクラウドコンピューティング(cloud computing)は、インターネット上にできたネットワークを雲に見立てたことが語源です。
cloudと発音が似ていてよく間違えられる単語に、crowdがあります。これは、群衆や観衆などの意味です。
loom over~は「~に立ち込める」。look
over(見渡す、一読する)と似ていますが、意味はまったく違います。
なお、ここでは、「be動詞+現在分詞(動詞のing形)」で、現在進行形の用法になっていますので、「立ち込めている」と訳しています。
ちなみに、dark clouds loom over~とほぼ同じ意味の表現として、cast a
pall over~=~cast a shadow over~で 「暗い影を落とす」があります。pall とは、「暗い雲」あるいはcoffin(棺:ひつぎ)や棺衣(かけぎ:棺をおおう布)という意味です。
また、cast a chill over~=throw cold water on~なら、「~に冷水を浴びせる」、さらにkeep (put) a damper on~で、「~に水を差す」という表現もありますよ。
② companyは「会社」を示す一般的な英語表現です。その他、firm, corporation(法人), enterprise, office(事務所)なども会社を表す単語です。
他に会社に関わる表現としては、次のようなものがあります。
・parent company:親会社 ⇆subsidiary:子会社
親会社が持株会社の場合には、holding
company またはholdingsと言います。
次のような表現も併せて覚えておくと便利です。
・headquarters 本社 ⇆ branch 支社
・affiliated company:提携会社 group company: グループ会社, related company:関連会社
goalは、「目標、目的」。類似表現として、aim, object, purpose, targetなどがあります。
なお、目標の中でも「必達目標」という場合は、commitmentが使われることがあります。これは、もともと「約束」の意味です。日産自動車のCEOであるカルロス・ゴーン氏が使ったことで、日本でもよくつかわれるようになりました。
achievementは、「達成」です。accomplishmentやfulfillmentも達成の意味で使われます。
③ due to~は「~のため」という理由を示す熟語です。because of~も同じような意味で使われます。
yen’s hikeは、「円高」を意味します。hikeは「値上げ」の意味です。
円高とは、外国通貨に対して日本円の価値が上がることです。
例えば、1ドル=100円と1ドル=90円を比べた場合、1ドル=90円のほうが円高です。
円高の反対は円安で、英語では、yen’s declineと表現できます。declineは下落や落ち込みを示す英語表現です。
他にも円安や円高の英語表現がありますので、書いておきます。
円高:high yen, rising yen, strong yen など
円安:cheap yen, lower yen, weak yenなど
ちなみに、yenは、「円」のことですが、発音は、「イェン」ですよ。(o^-')b
【今日のまとめとおさらい】
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