2014年8月26日火曜日

「自己中心的な」って英語でなんて言う?

【今日のビジネス英語表現】
※自己中心的な(自己中な):self-centered

【例文】
The company's self-centered attitude may have provoked the local consumers' wrath.
その会社の自己中心的な態度が、地元消費者の怒りをかったのかもしれない。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。

【だいじな表現】
provoke wrath 怒りを買う
consumer 消費者  cf. customer 顧客

【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
 
 


① self-centeredは、「自己中心的な」。現代風に言えば「ジコチュー(自己中)」ですね。
その他、利己的なという意味の英語表現には、self-serving, egoistic, egocentricなどがあります。反対に「利他的な」は、altruistic

attitudeは、感情面での「姿勢」や「態度」「考え方」などの意味です。
ちなみに、身体的な「姿勢」を示す場合は、postureを使います。
精神的な姿勢の場合は、stanceがよく使われます。


② mayは、推量を表す助動詞で「~かもしれない」「~しかねない」「~することもある」などと訳されます。

provokeは、「引き起こす・招く・誘発する」などの意味です。
ここでは、後に出てくるwrath(激しい怒り)と呼応して「怒りを買う」という意味になります。さらに、may have provoked~と、have+過去分詞の形になっていますので、「怒りを買ったかもしれない」となります。

また、provokeだけでも「怒らせる」という意味で使われます。
例)He provoked the cat.(彼は、その猫を怒らせた)。


③ localは、「地方の、地元の」、consumerは「消費者」、wrathは、「激しい怒り」です。

「怒り」を示す表現には、wrath以外にanger, indignation, rage, resentmentなどがあります。

ところで「客」に関してですが、日本語では、店の客も乗客も「客」と呼ばれることが多いのに対して、英語では、それぞれ別の表現を用いて明確に区別するのが普通です。
client(依頼客)、consumer(消費者) customer(顧客)guest(招待客)lodger(宿泊客、下宿人)passenger(乗客)visitor(=caller:訪問客)などです。
それから、見込み客は、potential customer, prospectiveなどと言います。
ちなみに、CScustomer satisfaction)は、「顧客満足」という意味です。 



【今日のまとめとおさらい】
  


ためになったらシェアを!

See You(^^)/~~~

にほんブログ村 英語ブログ ビジネス英語へ

 
======================
本気で実務翻訳家を目指す人に耳より情報!
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
















宮崎哲也著
『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社