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【今日のビジネス英語表現】
※ 交渉中 be in
negotiations
【例文】
A large-scale M&A contract is
currently in negotiations between the two companies with high-flying
performances.
その高い業績をもつ2つの会社の間で、目下、大型のM&A契約の交渉が行われている。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・large-scale 大規模な
大型の
・high-flying 高空飛行の
・performances 業績
実績
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① large-scaleは、「大型の・大規模な」。日本語でも規模が大きいことを「スケールが大きい」などと言ったりしますね。その他、scaleは、「定規・基準・階級」などの意味でも使われます。逆に「小型の・小規模な」は、small-scaleと言います。
M&Aは、Mergers and
Acquisitionsの略で、日本語では「企業の合併・買収」と呼ばれることが多いです。詳しい内容は下の【おまけ】をご覧ください。
contractは、「契約」という意味で使われることが多いですが、動詞としては「契約する」という意味のほかに、「(病気に)かかる」という意味で使われることもあります。
例)contract lung
cancer(肺がんにかかる)
currentlyは、「現在・今・目下」などの意味です。「一般に」というgenerallyと同じような意味でも使われます。currentのコアイメージは、「現在流れている」「流通している」「潮流」という意味です。そのため、そこから派生したcurrency は、「通貨(現在流通している貨幣)」と意味になるのです。
be in
negotiation(s)で、「交渉(商談)中である」となります。negotiationは、交渉や折衝を示す表現です。
例)negotiation between
labor and management(労使交渉)
② betweenは「~の間」。「2つの(人や物など)の間」という意味で使われます。between A and Bは、「AとBの間で(に)」という意味です。
ここでも、between the two
companies(2つの会社の間で)となっていますね。
ちなみに、3つ以上になる場合は、amongが使われます。
③ withは前置詞で、ここでは「~を持つ・有する」という意味です。
high-flyingは、「高空飛行(高く飛ぶこと)」の意 [反意語:low-flying(低空飛行)]。これが転じて、企業を修飾するときは、「高い業績」「非常に業績が良い」という意味で使う場合もあります。
performanceは、「業績・実績」。そのほか、性能、(仕事などの)実行、などの意味で使われます。また、演技という意味もあります。日本語でも「パフォーマンス」をすると言ったりしますね。
【おまけ】
日本でM&Aという言葉が有名になったのは、2005年の「ライブドアVSフジテレビ騒動」がきっかけでした。
単なる合併・買収は日本でも行われていましたが、このとき、「敵対的買収(hostile acquisition, hostile takeover)」をマスコミが大々的に取り上げたため、各社がこぞって敵対的買収防衛策を講じるようになっていきました。
買収のために証券市場で買収対象会社の株を買い進めることをTOB(takeover bid)と言います。
ちなみに、防衛策としては、「ポイズンピル(poison
pill)※」などが知られています。
なお、友好的買収は、friendly
takeoverと言います。
※ポイズンピル:ある企業が大量に株を取得されて敵対的買収の危機が迫った時に、新たに株式を発行するなどして買収されるのを回避する方法。
【今日のまとめとおさらい】
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