2014年8月11日月曜日

「検討の価値がある」って英語でなんて言う?

【今日のビジネス英語表現】

※ ~は検討の価値がある   it merits consideration to

【例文】
It merits consideration to expand target customers.
対象顧客を広げることには検討の価値がある。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。


【だいじな表現】
target customers 対象顧客



【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)


  


meritは、長所や利点という意味の名詞で使われることが多いですが、ここのmeritは、動詞で「~に値する」という意味です。
meritの反対言葉は、demerit(短所・欠点)です。advantage(有利な点) disadvantage(不利な点)も同様の意味で使われることがあります。

considerationは「検討・熟考・考慮」などの意味です。主に注意深く考えるときなどに使われます。deliberationにも同様の意味があります。
また、相手のことを思いやる「行き届いた配慮」を表す言葉としては、thoughtfulnessなどが使われます。
なお、take into considerationで、「~ついて考慮に入れる」という意味になります。take account of~にも同様の意味があるので要チェックですね。


② expandは、「広げる・拡大する」。
「拡大する」「広げる」「増やす」という意味では、ほかにbroaden, enhance, enlarge, extendなどの表現があります。

target customerは、「対象顧客」。
対象顧客を絞るマーケティング手法をターゲティング(targeting)と言います。
マーケティングでは、Segmentation:市場細分化、 Targeting:ターゲティング、Positioning:ポジショニングの順で、戦略が進められます。こうした考え方は、それぞれの頭文字をとって、STPパラダイムと呼ばれています。パラダイム(paradigm)とは、基本的なものの見方、考え方のことです。

ところで「客」に関してですが、日本語では、店の客も乗客も「客」と呼ばれることが多いのに対して、英語では、それぞれ別の表現を用いて明確に区別するのが普通です。
client(依頼客)、consumer(消費者) customer(顧客)guest(招待客)lodger(宿泊客、下宿人)passenger(乗客)などです。
それから、見込み客は、potential customer, prospectiveなどと言います。
ちなみに、CScustomer satisfaction)は、「顧客満足」という意味です。 

  
【今日のまとめとおさらい】
  


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