【今日のビジネス英語表現】
※ ~は検討の価値がある it merits consideration to~
【例文】
It
merits consideration to expand target customers.
対象顧客を広げることには検討の価値がある。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の青いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・target customers 対象顧客
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① meritは、長所や利点という意味の名詞で使われることが多いですが、ここのmeritは、動詞で「~に値する」という意味です。
meritの反対言葉は、demerit(短所・欠点)です。advantage(有利な点) とdisadvantage(不利な点)も同様の意味で使われることがあります。
considerationは「検討・熟考・考慮」などの意味です。主に注意深く考えるときなどに使われます。deliberationにも同様の意味があります。
また、相手のことを思いやる「行き届いた配慮」を表す言葉としては、thoughtfulnessなどが使われます。
なお、take ~into considerationで、「~ついて考慮に入れる」という意味になります。take
account of~にも同様の意味があるので要チェックですね。
② expandは、「広げる・拡大する」。
「拡大する」「広げる」「増やす」という意味では、ほかにbroaden, enhance, enlarge, extendなどの表現があります。
target customerは、「対象顧客」。
対象顧客を絞るマーケティング手法をターゲティング(targeting)と言います。
マーケティングでは、Segmentation:市場細分化、
Targeting:ターゲティング、Positioning:ポジショニングの順で、戦略が進められます。こうした考え方は、それぞれの頭文字をとって、STPパラダイムと呼ばれています。パラダイム(paradigm)とは、基本的なものの見方、考え方のことです。
ところで「客」に関してですが、日本語では、店の客も乗客も「客」と呼ばれることが多いのに対して、英語では、それぞれ別の表現を用いて明確に区別するのが普通です。
client(依頼客)、consumer(消費者) 、customer(顧客)、guest(招待客)、lodger(宿泊客、下宿人)、passenger(乗客)などです。
それから、見込み客は、potential
customer, prospectiveなどと言います。
ちなみに、CS(customer
satisfaction)は、「顧客満足」という意味です。
【今日のまとめとおさらい】