【今日のビジネス英語表現】
※ 危険ドラッグ dangerous drugs
【例文】
The control of illegal drugs must be tightened further, by seizing this occasion of the renaming of them from “quasi-legal drugs" to "dangerous drugs.”
「脱法ドラッグから「危険ドラッグ」へと名称変更されたのを機に、そうした違法薬物の取り締まりがさらに強化されなければならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【だいじな表現】
・seize the occasion
of 〜:~の好機と捉える、〜を節目と捉える
・renaming 名称変更
・quasi-legal drugs 脱法ドラッグ
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① controlは、もともと、「統制」や「制御」という意味で、ここでは「取り締まり」という意味で使われています。「統制」という意味ではreinが、「取り締まり」という意味では、crackdownも使われます。
illegalは、「違法な」。legal(合法の)の反意語です。illegalとほぼ同じ意味の単語として、unlawful(違法な、不法な)があります。
mustは、「強い義務」を意味する助動詞で「~しなければならない」と訳します。have to(has to)も同じような意味で使われます。
tightenは、締め付けることや、規則などを厳しくすることを表す動詞です。
ここでは、「be動詞+過去分詞(tightened)」と受動態の形になっていますので「強化される」となります。
ちなみに「~への取り締まりを強化する」という場合、tighten the control of 〜という表現もあります。
また、単に「取り締まる」と言いたい場合は、crack down on 〜, clamp down on〜という英語表現もあります。
② seize は、手に入れることや、捕まえるという意味です。
occasionは、「機会・好機」。chanceと同じような意味です。
つまり、seize the
occasion of~とは、「~の好機を捕まえる」ことを表しています。
ここでは、by seizing・・・となっていますので、「~を好機と捉えることによって・・・」といった意味合いです。
ちなみに発音は、[síːz](スィーズ)です。「セイズ」ではありません。
ちなみに発音は、[síːz](スィーズ)です。「セイズ」ではありません。
renaming of themのthemは、文頭に出てくるillegal
drugsを受けていますので、「違法薬物の名称変更」を指しています。
② from A to Bは、「AからBへ」。つまりquasi-legal
drugs(脱法ドラッグ)からdangerous drugs(危険ドラッグ)への名称変更のことを言っています。
なお、quasiとは、「準じる」という意味です。ex. quasi-member「準会員」。
また、dangerous に近い言葉としては、risky, perilous, precariousなどがあります。
最近、危険ドラッグ(脱法ドラッグ)にかかわる交通事故が急増し、社会問題となっています。こうした薬物を使うと幻覚や妄想(hallucinations
and delusions )を伴うことから、気づいたら大事故を起こしていたというケースが多いようです。
違法薬物や危険ドラッグの利用は、本人をむしばむだけでなく、まったく関係ない人も巻き込む恐れがあるため、今後いっそうの取り締まり強化が必要ですね。
【今日のまとめとおさらい】