2014年7月15日火曜日

「因果関係」って英語でなんて言う?

【今日のビジネス英語表現】
※ 因果関係 :a causal link =a causal relationship

【例文】
The court acknowledged a causal link between the accident and the defective product based on the PL law.
裁判所は、PL法に基づいてその事故と欠陥製品との間の因果関係を認めた。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記のオレンジ色のマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。

【だいじな表現】
the Supreme Court 最高裁判所
defective product 欠陥製品
PL(Product Liability) law: PL法(製造物責任法)


【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)

① courtは「裁判所」。テニスなどの「コート」も同じ綴りです。
裁判所に関する表現は、次のとおりです。
a district court 地方裁判所
a high court 高等裁判所
the Supreme Court 最高裁判所
最高裁判所だけは、大文字表記が普通です。

ちなみに、日本の裁判所では、通例、「三審制(a three-trial system)」によって審理を受けることが可能です。

一般的には、第一審、第二審、そして第三審という流れで審理が進みます。
ただし、上告(最高裁に提訴すること)した場合でも、必ずしも裁判が行われるとは限りません。最高裁判所に棄却(ききゃく)されることもあるからです。

棄却(dismissal, rejection)とは、裁判所が申立て等に「理由がない」として、訴訟を退けることです。なお、いったん確定した判決を明確な反証が出たことなどにより再び裁判することは、再審(retrial)と言います。


acknowledgeは、「認める・承認する」。
causal linkは、「因果関係」です。
between A and Bで、「ABの間(の)」となります。

つまりthe accident and the defective product(事故と欠陥製品)の間の因果関係を認めた、ということです。

ちなみに、原因と結果に関しては、次のような英語表現があります。
the law of cause and effect:原因と結果の法則・因果律
retribution:因果応報


based onは「~に基づいて」。
PL lawは、正式には、Product Liability lawで、製造物責任法です。
これは、製造物の欠陥により生じた損害に対して、製造業者側に損害賠償責任が課せられるという法律です。


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