※ ~の心を打つ strike a cord with~
【例文】
The new
CMO's idea will strike a chord with many prospective customers and make the
campaign sizzle.
その新CMOのアイデアは、多くの見込み客の心を打ち、そのプロジェクトを盛り上げることだろう。
【だいじな表現】
・
CMO(Chief
Marketing Officer) 最高マーケティング責任者
・
prospective
customer 見込み客
・ make A sizzle Aを盛り上げる
【ネイティブスピーカーの発音】
※ 下記の緑色のアイコンをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
①CMOは、Chief Marketing Officerの略で、
最高マーケティング責任者と訳します。
企業の役員は、アメリカの影響もあり、
責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」
という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、
アルファベット3つを組み合わせた略号が
使われることが多いので、表にまとめておきますね。
↓ ↓ ↓ ↓
②willは、未来を示す助動詞で「~だろう」
という意味です。be going to~も同じように使えます。
strikeは、「打つ」ことや攻撃することを示す表現です。
また、野球やボーリングのストライク、労働者のストライキにも使います。
なお、strike a dealは、「合意する」という意味です。
chordは、もともと音楽の「和音」を示す表現です。
言い換えれば、ギターやキーボードで和音を演奏するための「コード」です。
ただし、「感情」「(心の)琴線(きんせん)」という意味もあります。
ですから、文脈によっては、”strike a
chord” 「心の琴線に触れる」と
少し文学的な表現の訳を付けることも可能です。
③prospectiveは「将来の」「見込みのある」。
「見込み客」という場合は、ほかにpotential customerも使えます。
potentialとは、「潜在的な」「見込みがある」という意味です。
customerは、「顧客」。
日本語では、店の客も乗客も「客」と呼びますが、
英語は、それぞれ異なる表現があります。
client(依頼客)、consumer(消費者) 、customer(顧客)、
guest(招待客)、lodger(宿泊客、下宿人)、passenger(乗客)
などです。
ちなみに、CS(customer
satisfaction)は、「顧客満足」
という意味です。
④makeは、「作る」という意味がよく
知られていますが、ここでは「~させる」です。
この場合のmakeが、「~させる」という意味の動詞(使役動詞)の
役割を持っています。
使役動詞として使われるときは、「make+目的語+動詞の原型(または形容詞)」の
順番に並びます。
使役動詞としては、makeのほかにも、get,have, letがあります。
sizzleは、もともと、肉などが焼けるときや、揚げ物をするときの
「ジュージュー(シューシュー)」という音です。
広告などで、肉が音を立てて焼けている様子など、食べ物のおいしさを
vividに喚起させることを「シズル感を演出する」などと言いますよね。
【今日のまとめとおさらい】
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