2014年6月25日水曜日

「批判の矢面に立つ」って英語で何て言う?

批判の矢面に立つ・・・bear the brunt of criticism

【例文】
The CFO has to bear the brunt of criticism for its window-dressing.
CFOは、粉飾決算について批判の矢面に立たなけれぱならない。

【ネイティブスピーカーの発音】
※ 下記の緑色のアイコンをクリックすると、
ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
  


【だいじな表現】
     CFO:最高財務責任者
     brunt 矛先       
     window-dressing:粉飾決算

【中学英文法によるかいせつ】

 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(

CFOは、Chief Financial Officerの略で
「最高財務責任者」のことです。

企業の役員は、アメリカの影響もあり、
社長など経営の最高責任を負う役員をCEO
財務的な責任を負う役員をCFOと呼ぶ企業が
増えてきました。

参考までに表にまとめました(↓)。

has toは、have toと同じく、
~しなければならない」という意味です。
主語が三人称・単数で、現在のことを表す場合は、
has to~になります。
助動詞mustも同じような意味で使われます。

bruntは「矛先」。
意味がよく似た単語として、spearheadがあります。

また、綴りがよく似た単語としては、bluntがあります。
これは、「なげやりな」「横柄な」=arrogant, 
あるいは「切れ味の悪い」「なまくらな」=dull
といった意味で、brunt とは全く違いますので、
要注意ですね。

なおついでにいうとarrogantと発音が似ている
単語にelegant(優雅な、上品な)があります。
発音は似ていますが、意味は全く違いますので、
これも要注意です。

criticismは、「批判」。
その他、「批判する」「非難する」という意味の
動詞には、censure, condemn, criticize, 
denounce, impeach,lambast, lash out at~
などがあります。

また、have a brickbat for ~は
「~について厳しく批判する」「憎まれ口をたたく」
などの意味です。


forは前置詞で、ここでは
~について(関して)という意味です。

window-dressingは、文字通り、
文字通り、「ショーウインドウを飾り付ける」
という意味で使われることもありますが、
ここでは「粉飾決算」という意味です! 

表向きはきれいに見せてもその裏にある
汚い部分を隠すというニュアンスを
もった表現です。

だから、「きれいごと(美辞麗句)」や
「外見を繕う」という場合もwindow-dressing
使うことがあります。

ただし、企業に関する文章では、
まずは、「粉飾決算」という訳を想定すると
よいかもしれません。

その他、「粉飾決算」には、account rigging
という表現もありますよ。
riggingとは、不正な操作のことです。


【今日のまとめとおさらい】

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