※必要悪 necessary evil
【例文】
They saw the kickbacks as
a necessary evil.
彼らはリベートを必要悪とみなしていた。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
kickback リベート(rebate) ※
見返り(payback, quid pro quo, return)
evil 不正、悪事
【かいせつ】
They saw the
kickbacks as a necessary evil.
彼らはリベートを必要悪とみなしていた。
sawは、see(見る、見なす、会う)の過去形です。
seeは、現在・過去・過去分詞が「see→saw→seen」と、不規則に変化しますので、注意しましょう。
ちなみにsawは、「のこぎり」という意味もありますよ。
kickbackは、ここでは、「リベート」という意味です。リベートとは、商品の売り手が、購入者から受け取った代金の一部を「謝礼」などの名目で払い戻すことで、払い戻したお金そのものをリベートということもあります。場合によっては、「賄賂(わいろ):bribe」というニュアンスで使われることもあります。ちなみにkick-startは「始める・弾みをつける」などの意味です。
彼らが、リベートkickback,rebate)をどのようにみているかが、as以下に書いてあります。
a necessary evilですね。necessaryは「必要な」、evilは「悪・不正」などの意味です。
彼らが、リベートkickback,rebate)をどのようにみているかが、as以下に書いてあります。
a necessary evilですね。necessaryは「必要な」、evilは「悪・不正」などの意味です。
asは、ここでは「~として」という意味の前置詞で「彼らは、リベートを必要悪と見ている」となります。
できれば、リベートという制度を使わずに済むならそのほうが好ましいのですが、やむを得ず必要になる、ということで、「必要悪」と表現しています。
【おまけ】
ちなみに、アメリカのブッシュ前大統領は、かつて、北朝鮮、イラン、そしてイラクを「悪の枢軸(あくのすうじく:axis of evil)」と呼びました。
axisとは、「軸」全般を指す言葉です。例えば、axis
of earthは、地軸の意味です。