2015年8月12日水曜日

「留意する」って英語でなんて言う?

813日~17日までお休みをいただきます。
 また来週お会いしましょう(^^)/~~~

※ ~に留意する  pay heed to
【例文】
The CHO should pay more heed to workers' motivation and morale.
CHOは社員のモチベーションやモラールにもっと留意すべきだ。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
CHO(Chief Human resource Officer)
heed 注意(する) 留意(する)
motivation モチベーション
morale モラール

【かいせつ】
The CHO should pay more heed to~:CHOは~にもっと留意すべきだ
CHOChief Human Resource Officerの略で「最高人事責任者」。文字通り、社内の人材に関する責任を担う役職で、人事戦略の統括責任者のことです。
ちなみに「人事部長」は、director of personnel affairsです。

企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきますね。
       ↓ ↓ ↓ ↓          
        

shouldは「~べき」という義務の意味の助動詞です。ought to も同様の意味です。
また、mustは、「~しなければならない」という強制の意味の助動詞。have toも同じような意味です。

had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。

ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。

pay heed toは、「~に留意する」。ここではmoreがあるので「~にもっと(さらに)留意する」となります。
heed は「注意(する)・留意(する)」。
類似表現に、take heed of~、take note of~、pay attention to~などがあります。
noteは、動詞として使う場合「書き留める」のほか「注意する・気に留める」という意味になります。noteというと、文字や絵などを書き留める「ノート・手帳」を思い浮かべるかもしれませんが、その場合はnotebookです。

ちなみにheed the voices of~は「~の声(言うこと)に耳を傾ける」です。


workers' motivation and morale:社員のモチベーションやモラール

workersは「社員」。company memberとも言います。また「平社員」はrank-and-file workerのほかrank-and-file employeeなどと言います。

ちなみに「従業員」はemployeeを使います。(⇔employer:雇用主)
なお、「働く人」「労働者」を意味する単語としては、laborもあります。

また、働く人の服の襟(えり)の色から、主にデスクワークをする労働者をwhite-collar worker、工場棟の現場で働く労働者をblue-collar workerと呼んだりすることもあります。collarとは、もちろん襟のことです。color「色」ではありませんので、ご注意を!(笑)

motivation は「モチベーション・動機」。「刺激・誘因」などの意味もあります。

moraleは、カタカナで「モラール」と言う場合が多いですが、いわゆる「士気・意気込み」のことです。
例えば、「士気を下げる」はdecrease morale, 「士気を高める」はraise moraleなどと言います。

moraleに発音が似た英語表現にmoralがあります。これは、教訓や道徳を指します。
例)public morals(公衆道徳)




Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~


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宮崎哲也著

『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社