※ 〜に配慮する 〜に気配りをする spare a
thought for 〜
【例文】
The government
should spare a thought for non-regular
workers whose working conditions are terrible.
政府は労働条件が悲惨な非正規社員に配慮すべきである。
【ネイティブ・スピーカーの発音】
【だいじな表現】
government 政府
non-regular
workers 非正規社員
working conditions
労働条件
【かいせつ】
①The government should
spare a thought for ~:政府は~に配慮すべきである。
governmentは、政府や政治、政権を示す一般的な表現です。
政権が~体制と言えるほど強固なものとなっている場合には、regimeという表現が使われることもあります。
例)socialist regime (社会主義政権/体制)
ちなみに「政権」はadministration、「内閣」はCabinetです。
should
は「~すべきである」という義務の意味の助動詞。ought to も同様の意味です。
また、must~は「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じような意味です。ここでは、否定のnotが後ろにあるので「~してはならない」となります。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
spare a thought for ~は「~に配慮する」
spareは、「予備(品)」あるいは「予備の」という意味の表現として知られています。例えば「スペアキー(spare key)」と言ったりしますね。
ただしここでは、時間などを「割く・与える」という意味です。thoughtは「思考・配慮」という意味なので、「配慮を与える⇒配慮する」となるわけです。
ちなみにspareには「出し惜しむ」という意味もあります。
例)spare no
efforts to~「~する努力を惜しまない」
ところで、take
account of~も「~に配慮する」という意味です。
また、take ~into account (consideration)で、「~に配慮する・~を考慮に入れる」となります。
②non-regular workers
whose working conditions are terrible:労働条件が悲惨な非正規社員
non-regular workersは「非正規社員」regularは「正規の」で、頭にnonがついているので「非正規の」です。
workersは「社員」。company memberとも言います。また「平社員」はrank-and-file
workerのほかrank-and-file employeeなどと言います。
ちなみに「従業員」はemployeeを使います。(⇔employer:雇用主)
なお、「働く人」「労働者」を意味する単語としては、laborもあります。
cf.
labor-management negotiation 「労使交渉」。labor-capital negotiation「労資交渉」。annual spring
labor offensiveと言えば、「春闘」を意味します。
また、働く人の服の襟(えり)の色から、主にデスクワークをする労働者をwhite-collar worker、工場棟の現場で働く労働者をblue-collar
workerと呼んだりすることもあります。collarとは、もちろん襟のことです。color「色」ではありませんので、ご注意を!(笑)
whoseは関係代名詞で、whose以下はworkersを修飾(説明)しています。
working conditionsは「労働条件」。conditionは「状態」という意味でも使われますが、ここでは「条件」。特に契約関係の書類では、「条件」と訳すことが多いです。類義語にtermやrequirementがあります。