2015年4月6日月曜日

「模範的な」って英語でなんて言う?

※ 模範的な  exemplary

【例文】
No one concurred that the company had been an exemplary citizen in the international community.
その会社が国際社会で「模範的な市民」であったことに賛同する人は誰もいなかった。

【だいじな表現】
exemplary:模範的な・みせしめ的な・典型的な
concur:賛同する
international community:国際社会

【ネイティブスピーカーの発音】
丸いボタンをクリックすると、音声が流れます。

【かいせつ】
No one concurred that ~:~に賛同する人は誰もいなかった

no oneで「誰も~ない・~する人は誰もいない」といった意味になります。
nobody~も同じような意味を表します。

concurは、「賛同する・同意する・賛成する」などの意味です。
concurの形容詞形はconcurrentで「同意見の」、名詞形はconcurrenceで「意見の一致・同意」を表します。
例)with the concurrence of~「~の同意を得て」
なお、複数の工程を同時並行的にこなして時短を進める手法を、コンカレント・エンジニアリング(concurrent engineering)と言います。
ちなみにconcur[kənkˈɚː]発音が似た単語にconquer[kˈɔŋkə]があります。これは、「征服する・  克服する(乗り越える=overcome, surmount, get over)」などの意味です。


the company had been an exemplary citizen in the international community:その会社が国際社会で「模範的な市民」であったことに賛同する

companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で規模や内容を問わず使える単語です。

会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。

exemplaryは「模範的な・立派な」。例えば「模範生」はexemplary studentです。その他「みせしめ的な・典型的な(=typical)」といった意味にも使われます。
ちなみに「規範的な」は、normativeと言います。
「規範」とは行動や判断の基準のことで、「模範」は、その具体例のことです。

citizenは「市民」のほか「民間人・一般人」という意味でも使われます。
ここでは、企業を人にたとえて「模範的な市民」と表現しています。
実際に「企業市民」という経営用語もあり、英語ではcorporate citizenと言います。企業は利益を追求することを目的としてはいるけど、それ以前に、まず、「一市民」としての責任も果たしましょう、ということですね。

international communityは「国際社会」。

internationalは「国際的な」という意味でよく知られています。
ちなみに、これとよく似た単語にglobal「地球規模の」があります。
internationalが国境(border)概念を前提としているのに対して、global は「国境の希薄化(borderless)」を前提としているので、そう考えると、両者には微妙なニュアンスの違いがあると言えますね。

communityは、カタカナで「コミュニティ」と言うことも多いですが、もとは「地域社会」の意です。
その他、共通の利害関係があるグループを指すことを示す場合もあります。また、SNSなどネット上でも共通の趣味や価値観を持つ人たちが形成するグループも「(ネット)コミュニティ」と言います。


See you(^^)/~~

ためになったらシェアを!

ランキングに参加しています。
よろしければ応援クリックよろしくお願いします。
↓ ↓  クリックしてね! ↓ ↓


======================

本気で実務翻訳家を目指す人に耳より情報!
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
   クリックしてね!(動画視聴無料)


























宮崎哲也著
『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社