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〜を忘れてはならない:it must be remembered that 〜
【例文】
It must be remembered that protracted deflation has kept a
damper on the Japanese economy.
長引くデフレが日本経済に水を差してきたことを忘れてはならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
deflation:デフレ(デフレーション)⇆inflation:インフレ(インフレーション)
keep a damper on~:〜に水をさす
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① It must be remembered that
it must be remembered that 〜は、「~ことを忘れてはならない」。
it must be unforgotten that 〜も同じ意味で使われます。
rememberは、「記憶している・思い出す」という意味です。
ここでは、「be+過去分詞(remembered)」という受動態になっていて、さらに「~しなければならない」という「強い義務」を意味する助動詞mustが続いています。
そのため、直訳すると「~ことが、記憶されなければならない」となりますが、日本語としてわかりやすくするために、「~ことを忘れてはならない」としています。
ちなみに、have to(has to)も、mustと同じような意味で使われます。
なお、文頭のitは、形式主語で、意味上の主語はthat以下の内容ですので、itを「それは・・・」などと訳さないようにしましょう。
② protracted deflation has kept a damper on
protracted は、だらだらと長引くことで「長期化する・長引く」などと訳します。
deflationは、デフレ(デフレーション)のことです。
flationは「膨らむ」という意味で、それにdeが付くとマイナスに膨らむ、つまり「縮む」という意味になります。inflationは、flationにin(プラスに)が付いているので、「膨張する」という意味になります。
ところで、deflationには、他にも兄弟がいるんですよ。全部で5兄弟なんです(^^;;
紹介しておきますので一緒に覚えてあげてくださいね。
keep a damper on~で、「~を抑え込む・水を差す」。put a damper onとも言います。damperは、何かを妨げるものを意味します。例えばピアノの音を弱めるための道具もdamper(弱音器)と言います。
keep a damper on~の類似表現としては、cast a chill over~=throw cold water on~(~に冷水を浴びせる)があります。
ここでは、「has(have)+過去分詞(kept)」という現在完了形になっていますので、「水を差してきた」となります。
③ the Japanese economy.
Japaneseは、日本語、日本人などの意味がありますが、ここでは「日本の」という意味ですので、「日本経済」となります。特定の国や地域の経済を指す場合は、定冠詞(the)が付くことが多いです。
例)the American economy(米経済・アメリカ経済)
the European economy(欧州経済・ヨーロッパ経済)
【今日のまとめとおさらい】
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