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約束を果たす: follow through on a promise
【例文】
We must make the affiliated company follow through on its
promises.
当社はその提携会社に約束を果たさせなければならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
・we:私たち・当社
・make A 〜:Aに〜させる(使役動詞)
・affiliated company:提携会社
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
①We must make the affiliated company
一般的にweは、「私たち(は)」、usは「私たち(を、に)」と訳しますが、ビジネスの場合は、「当社」「弊社」と訳すことが多いです。
一方、youを「御社」「貴社」と訳すことも多いです。
mustは、「強い義務」を意味する助動詞で「~しなければならない」と訳します。have to(has to)も同じような意味で使われます。
makeは、「作る」という意味がよく知られていますが、ここでは「~させる」です。この場合のmakeは、「~させる」という意味の動詞(使役動詞)の
役割を持っています。
使役動詞として使われるときは、「make+目的語+動詞の原型(または形容詞)」の順番に並びます。
例)The teacher made his students clean the classroom.
(その教師は、生徒たちに教室を掃除させた)。
使役動詞としては、makeのほかにも、get,have,
letがあります。
affiliated companyは、「提携会社」。「子会社」と訳すときもあります。
subsidiary companyも同じく、「子会社」の意味です。
反対に「親会社」は、英語でparent company, parent corporation, proprietary companyなどと言います。
ちなみに、本社はhead office, headquarters, 支社はbranch officeなどと言います。
その他、companyについては、【おまけ】にまとめています。
②follow through on its promises.
follow throughは、規則や約束などを徹底的に守ることや計画などを最後までやり通すことを表します。ゴルフやテニスでクラブやラケットをきちんと振り切ることもfollow throughです。要するにきちんとやり通すことを言うわけですね。
follow through on~は、「~を最後まで遂行する、やり抜く」というような意味ですので、follow
through on its promisesは、「約束を果たす」となります。
itsは、ここでは「提携会社の」という意味です。
ですから、今回の文章を厳密に訳すなら、「当社は、提携会社に約束を(きちんと)果たさせなければならない」となります。
なお、promiseは、「約束・保証」のほか、「明るい展望」や「見通し」という意味もあります。
例)a youth of great promise(大いに有望な若者)
【おまけ】
companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company, big businessなど
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm
やenterpriseなどがあります。