2014年10月17日金曜日

「どっちつかずの態度をとる」って英語でなんて言う?

※ どっちつかずの態度をとる:sit on the fence

【例文】
A leader should not sit on the fence on such an important issue.
リーダーたるもの、そんな重要な問題に対しては、どっちつかずの態度をとるべきではない。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
sit on the fence:どっちつかずの態度をとる
issue:問題・課題


【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)




① leaderは、lead(導く)人、つまり「リーダー・指導者」などの意味です。

leaderは「目玉商品(loss leader)」の意味で使われることもあります。
leaderと綴りが似た単語にreaderがあります。これは、「読者・読書家」の意味です。また、readerには「読み取り機・読み取り機能」の意味もあります。
なお、leadership「リーダーシップ」と綴りがよく似た言葉にreadershipがあります。これは、「読者層・読者数」という意味です。

shouldは、義務を示す助動詞で「~するべきである」という意味で、ここでは否定のnotがついていますので、「~すべきではない」となります。

ちなみに、shouldは、must「~しなければならない」やhad better「~した方がよい」よりも強制力は弱いとされています。

sit on the fence on は、「どっちつかずの態度をとる・中立を保つ・様子を窺う」。
sit on the fenceは、直訳すると「フェンスの上に座る」です。敵と味方を仕切るフェンスの上に座って高みの見物をしている様子を示すことから、このような意味で使われます。
なお、類似表現として、take a wishy-washy stance on〜「~に曖昧な態度をとる」があります。wishy-washyとは、煮え切らない・曖昧な・(コーヒー、紅茶、スープなどが)水っぽいという意味です。


② suchは、「そのような」。
importantは「重要な」、issueは「問題」。

他に「問題」を意味する英語表現には、problem, questionなどがあります。
ちなみに、解決の道筋が見つからないような「難問」「謎=enigma」は、conundrumと言いますよ。

「厄介な難題」を表す表現として、hot potatoがあります。
確かに焼きたての芋は扱いにくいですよね(笑)


    
【今日のまとめとおさらい】



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