2013年6月14日金曜日

株の暴落は経済学では説明不能!

株やFXなどの相場を予測するのに一つだけ
知っておくべきことがある。

相場は経済学で動くのではなく、
(群衆)心理学で動くということだ。

例えば、昨日の株の急落も、FRBのバーナンキ議長が
量的緩和策を打ち止めにする可能性に言及したこと
引き金になったようだが、量的緩和の停止は景気の
安定的な回復が前提になるわけだから、
経済学的見地からは決してパニック売りが誘発される
べき事態とは言えないだろう。

当然のことながら、景気の安定的な回復は企業業績の
向上を反映するものであるから、経済学的見地からは、
むしろ株が買われたとしてもおかしくない事態である。
しかし、群集心理はそのような動きはしない。
まるで、知らない店の前にできた長蛇の列に
思わず並んでしまうかのように、大勢の
人々の行動に自己の行動が支配されるのだ。

つまり、量的緩和の打ち止めは、次のような連鎖反応を
呼び起こす。

量的緩和の停止
→株等への資金流入の縮小
→株価の下落
→リスク回避の売り
→株価急落
→パニック売り
→株価大暴落となるのだ。

改めて言う。

これは経済学的な動きではない。
(群集)心理学的動きなのだ。


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