※ キレやすい volatile
【例文】
Moody
and volatile customers may impair the ambience of a restaurant.
気分屋でキレやすい顧客は、レストランの雰囲気を壊しかねない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
moody
気分屋の 感情の起伏が激しい
impair
the ambience of ~ ~の雰囲気を損ねる
ambience
取り巻く環境 雰囲気
【かいせつ】
①Moody and volatile
customers:気分屋でキレやすい顧客は、
moody は「気分屋の・感情の起伏が激しい」。
ちなみにmoodは「気分・雰囲気」または「不機嫌・憂鬱(ゆううつ)」という意味です。
volatileは「キレやすい」。不安定で落ち着きがない様子を指します。
例えばvolatile stock marketは「値動きの激しい(乱高下する)株式相場」のことです。
customerは、顧客一般を示す表現です。
ちなみに、CS(customer satisfaction)は、「顧客満足」という意味です。
「客」については、日本語では店の客も乗客も「客」と呼ばれることが多いのに対して、英語では、それぞれ別の表現を用いて明確に区別するのが普通です。
client(依頼客)、consumer(消費者) 、customer(顧客)、lodger(宿泊客、下宿人)、passenger(乗客)、visitor(=caller:訪問客)などです。
それから、見込み客は、potential customer, prospectiveなどと言います。
また、招待客と言う場合はguest、反対にもてなす側は、host(主人)またはhostess(女主人)と言います。
②may impair the
ambience of a restaurant:レストランの雰囲気を壊しかねない。
mayは、ここでは「~だろう」という推測を表す助動詞です。
impairは「損ねる・害する」、ambienceは「取り巻く環境・雰囲気」のことです。
なおambienceに綴りが似た単語にambulanceがありますが、これは「救急車」の意味です。
restaurantは「レストラン」ですね。
・・・確かに、レストランにマナーが悪い顧客がいると、料理の質やスタッフの接客がよくても、雰囲気が壊れることがありますね。
ちなみにこのように顧客同士が相互に与える影響をサーバクションモデル(Servuction Model)と言います。これは、サービス(service)の生産(production)システム、という意味の造語です。
フィリップ・コトラーは、顧客の行動は、ときに店のスタッフにもコントロール不能であることを指摘しています。ただし、場合によっては、顧客同士がよい影響を与えるように仕向けることも可能であるとも述べています。