2017年8月23日水曜日

有機ELテレビの今後

2017年は「有機ELテレビ元年」


2017年は、「有機ELテレビ元年」と言われた。

従来から参入している韓国LGグループに加え、2017年3月には東芝が、そして同年5月にはソニーとパナソニックが相次いで有機ELテレビを発売し、船井電機も2018年からの参入を表明するなど、国内企業が相次いで参入した。

出典:ソニーウェブサイト(https://www.sony.jp/bravia/oled_sp/visual.html)


日本企業が有機ELテレビに注力する理由


日本企業が有機ELテレビに注力する背景要因としては、以下のことが考えられる。

  1. 製品価格の下落(LG製品が30万円以下で買えるようになっているなど)
  2. プラズマテレビからの買い替え需要の取り込み
  3. 2020年オリンピックに向けての需要の取り込み

有機ELテレビの今後


有機ELテレビは、高画質(4K)かつ超薄型(5㎜程度)でテレビの理想形とも言われている。

2017年に参入した日本企業3社は、いずれもLG製の有機ELパネルを使用してテレビを組み立てている。そのため、本格的な低価格化にはまだ少し時間はかかりそうだ。

しかし、今後徐々に価格が低下していけば、さらなる高解像度(8K)や音質にこだわる消費者を中心に、2020年に向けて急速に広がっていくことも期待できる。